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学び

4/15古事記の研究家・加藤昌樹先生が語る
「日本の神々たちが大切にしてきた、美しき世界観」 

平和の原点。

ゲスト:加藤昌樹さん

2020年4月15日

神話研究家である、加藤昌樹(マッキー)先生が紐解いてくれた
日本の神話「古事記」の世界観で、

ひすいが一番ビックリしたのは、
日本の神々は、問題が起きた時に問題を解決するよりも
もっと大事にしていたことがある、という視点でした。

「問題は話し合うために起きている」と。

日本の神様たちは何かあるたびに、
「天の安河原」(あめのやすかわら)
に集まり話し合うのだそうです。

「天の安河原」とは、なにを言っても批判されず、
全てを前向きに受け取る環境のことを表します。

そこではまず、感情の先にある「気持ち」をちゃんと伝え合う。
言葉で「気持ち」を伝えて「うん。うん」と受け取ってもらえると安心感が生まれます。そうすると、もっともっと気持ちを伝えたくなって、
さらに気持ちをひらいてくと信頼感が生まれます。
そうやって、言葉で気持ちを伝え、
受け取ってもらえると相手をドンドン信頼できるようになる。
それを繰り返していくと、相手が愛おしくてたまらなくなってきます。
それが愛情です。

愛情が育つと、多少欠点があってもゆるせるようになるし、お互いに助け合い、相手の願いを知りたくなり、そして応援したくなります。

日本の神さまたちは、
言葉を使って気持ちを伝え合い、
信頼できる関係を作り、
愛おしさを持って世界を作っていたのです。

これを
「平」け(ことむけ)
「和」す(やわす)」
と「古事記」では言っています。
これが日本の世界観の
「平和」の原点なんです。

以上が加藤昌樹先生から教えてもらった
日本の神様たちが大切にしていた世界観です。

問題は、キミとボクの関係をより深めるために起きてくれていると捉えるわけです。

古来日本人は
問題が起きるたびに
問題をジャンプ台として
相互理解を深めること
尊重し合あえる
関係をつくることを
真の目的にしてきたわけです。
それが平和への第一歩となると。
だから、日本は和の国なんですね。

今回の収録では、「古事記」から紐解ける日本人が大切に受け継いできた感性、叡智を学べます。なぜ神話から学ぶのか?それは新しい未来を迎えに行くためです。いにしえ(古)を学び、受け継がれてきた日本の叡智を理解し、それを未来を創造するために使うのです。それが本当の「稽古」の由来です。

「稽古」とは「いにしえ」(古)を「考える」(稽)という意味だからです。

新しい未来を結ぶために神話(過去)を学ぶのです。

興奮して、前半はひすいが喋りすぎていますが、マッキー先生LOVEゆえということでおゆるしください。

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