STUDY
学び
12/1 2021年のラストは
ひすいこたろうにアレコレ聞いてみよう大会
「損得を超えた、粋か野暮かの世界にようこそ」
ゲスト：ひすいこたろう
2021年12月1日配信
オンラインサロン「ひすいユニバ」
12月配信のひすいこたろうレクチャーの内容は
2022年の最後に、ひすいこたろうにアレコレ聞いてみよう大会でした。
まず最初に寄せられたのは
「１００年後の日本の未来はどうなっていると思いますか？」
という質問。
僕がパッと浮かんだのは、
「１００年前のようになっていたい」
ってことでした。
「１００年後の日本の未来は？」と聞かれてるのに、
「１００年前のように」って、意味わからないですよね。
説明しますね。
大正時代から昭和にかけて、駐日フランス大使として
６年間日本にいたポール・クロデールは、
パリで行われたパーティでこう言ってるんです。
「私がどうしても滅びて欲しくないと思う１つの民族があります。
それは日本人です。あれほど古い文明をそのままに今に伝えている民族はありません。
彼らは確かに貧しい。しかし高貴なのです」
まだこの頃、日本は貧しい時だったんです。
でも、詩人でもあったポール・クロデールの感性で、
日本の精神性を「どうしても滅びて欲しくないと思う民族」と表現してくれたのです。
1886年のタイムズ誌では日本人はこのように書かれています。
「誰の顔にも陽気な性格の特徴である幸福感、満足感、
そして機嫌の良さがありありと現れていて、
その場所の雰囲気にぴったりと融け合う。
彼らは何か目新しくすてきな眺めに出会うか、
森や野原で物珍しい物を見つけてじっと感心して眺めている以外は、
絶えず喋り続け、笑いこけている」
損得を超えて、粋か野暮かという内なる美意識を持ち、機嫌が良く、
笑いこけて毎日を過ごしていた、それが僕らの先輩たちの精神性なんです。
僕らの先輩たちは「言祝（ことほぎ）」の文化を持っていました。
「言祝ぎ」とは、言葉で祝福し合うこと、
さらに、前祝いをする予祝文化を持っていました。
何かにつけて、一緒に仲間たちと喜びあう前祝いを大切にしていた民族なんです。
さらには、僕らの先輩は、なんでもごちゃ混ぜにして楽しんじゃう天才でもありました。
クリスマスを祝い、大晦日にはお寺に除夜の鐘を聞きに行き、新年には神社に初詣に行く。
１週間ほどの間に、キリスト教、仏教、神道と、
３つもの違う宗教を楽しんじゃうんです。海外では、
宗教の違いで人は争っているのに、日本は全部楽しんじゃう。
そんな精神性を持っていた僕らの先輩たち。
そんな先輩たちのDNAを受け継いだのが、僕らです。
１００年後は、そんな感性を復活させて、
その精神性を世界に輸出しているような未来に
僕らはしていく必要があるんじゃないかと、
その質問の答えとしてお話しさせてもらいました。
技術は日々進化していますが、精神性がいま、技術に追いついていってない。
この星の精神性をリードしていく役割を僕ら日本人ができたら、最高ですよね。
実は、１２月１４日発売になる「昨日の自分に負けない美学」は、
そんな思いでまとめた１冊になるのでぜひ読んで欲しいです。
阪神タイガースの矢野監督と大嶋啓介さんとの三人コラボの本になります。
これは是非読んでほしいなーーーー。
その他、今回の収録は、ひすいになんでも聞いてみよう大会だったので、
「『奇跡のリンゴ』が映画化された木村秋則さんは、
なぜUFOに乗せられたんだと思いますか？」という面白い質問が出ました。
っていうか、それ、
僕に聞くんじゃなくて、
宇宙人に聞いてって質問な訳ですが（笑）、
いざ話し始めたら、スイッチが入って、
とても素敵な理由を宇宙人に代わり、ひすいが答えています（笑）
そんなこんなでこの収録、いろんな質問にひすいが答えています。
お楽しみにね。
