STUDY
学び
8月号ひすいユニバ8月号スペシャルレクチャー
今日、誰のために生きる?
つかぬことをおうかがいしますが、
シイタケを食べたことはありますか?
……あるんですね。
では鶏の卵は食べたことありますか?
……あるんですね。
じゃあ旅行に行ったことはありますか?
え、それもある!?
これ、全部、江戸時代の庶民にとっては贅沢なことでした。僕らは、これまでの人類史の中で、一番贅沢に生きています。
では、僕らは江戸時代の人に比べて、
何万倍、幸せになっているんでしょうか?
江戸時代末期、幕末に、海外から日本にやってきた外国人たちは、日本人を見て口々に、
「日本人は幸せで満足している」
「町中に上機嫌な様子がゆきわたっている」
「顔がいきいきしている」
と記しています。
では、今の日本に、
上機嫌な様子がゆきわたっているでしょうか?
贅沢ができて、便利になって、安全になった結果、僕らの幸せは、むしろ激減してしまっているという現実に、僕らは向き合う必要があります。
じゃあ、どうしたらいいのか?
そのすべての答えが、
アフリカの「ブンジュ村」にあったのです!
先日知り合ったショーゲン(上田祥玄)さんは、アフリカのペンキアートを学びたいと、アフリカのタンザニアの「ブンジュ村」と呼ばれる村で生活することになりました。
実は、この村こそ、そこに住む人たちの幸せがずっと続いている村だったのです。
ショーゲンさんが同居させてもらうことになった家の近所に、ザイちゃんという3歳の女の子がいました。
ある日、ザイちゃんはお父さんに「流れ星をつかまえに行きたい」と言いました。
もし、あなたが3歳の子から流れ星をつかまえに行きたいと言われたら、どうしますか?
その村の大人たちは、全員が行くんだとか。
その日も、1時間半くらい探して帰ってきました。
その翌日も、子どもに流れ星を見せてやらないといけないと、お父さんたちは探しに行こうとしたので、ショーゲンさんは、さすがにもうやめさせようと「流れ星なんてつかまえられるわけがない」と伝えたんだそうです。
すると……、
「ショーゲン、お前は、流れ星をつかまえに行ったことがあるから、そう言ってるのか?」
と言われたそうです。
「行ったことがない」と言ったら、「行ったことのないやつに言われたくない。お前にはロマンとか夢はないのか?」と真面目な顔で言われたそうです。
「ショーゲンは、いつも無駄を省いて、効率良く生きようとしているけれど、無駄とか、しょうもないことの中に、幸せっていうのがあるのに、もったいないなあ」
さらに追い討ちをかけるように、こう言われたそうです。
「効率よく考えるのであれば、生まれてすぐ死ねばいい。人はいかに無駄な時間を楽しむのかっていうテーマで生きてるんだよ。
お前の心のゆとりはどこにあるんだ?
お前の幸せはいったいどこにいったんだ?」
この村で生活するうちに、
なんと、この村の幸せがずっと続いていく感性は、
日本人から教わったということがわかります。
アフリカには、かつての日本人の感性で生活が営まれ、ずっと幸せであり続ける村があったのです。
こんな感じで始まるショーゲンさんとの共著が10月22日に発売になります。
タイトルは「今日、誰のために生きる?」(廣済堂出版)です。
ショーゲンさんとの本つくりが始まってから
ずっとこの本のことがハートの中心にありました。
ブンジュ村の人たちが、いかに僕ら日本人に期待してくれてるか、ひしひしと伝わってきたからです。
ここで、僕がその大きな愛のバトンを落とすわけにはいかない。
今回のひすいレクチャー8月号は、この本を書き上げた3時間後の収録で、ひすいのやり遂げた気持ちに溢れた幸せな時間となりました。ぜひ、その空気感に触れてほしいな。
ここから
ニュージャポニズム旋風が巻き起こります!
そして、
今度の日曜日、8月27日、ショーゲンさんとのコラボ講演会が岐阜であります。もう、これはパスタ教室の予定以外は全てキャンセルして参加してください!(笑)
生まれてきた意味を思い出す、意識のスイッチが押される日になることでしよう。
ひすいこたろうスペシャルコラボ講演会 2023年8月27日(岐阜県) – こくちーずプロ
ひすいユニバ