〜100年後の未来から今を見る〜
ゲスト:ひすいこたろう
2020年3月1日配信
ウイルスの蔓延。これは時代の変わり目には起きうる出来事です。
体の変革と心の変革、
そして社会の変革が同時に迫れているのが、いまという時代です。
まさに革命期なのです。
歴史の中で人気のある時代として、江戸時代末期、幕末は必ずランキングされるわけですが、
その幕末は、まさにいまと同じように体と心と社会の変革を迫られた激動期でもありました。
ときは幕末。白人帝国主義による欧米列強が、侵略によって海外領土を広げていった時代。アジアの国々は次々と植民地にされていきました。
お隣の大国、清国(中国)ですらも、イギリスに打ちのめされ、香港を奪われ、清国人は西洋人に奴隷のように扱われていました。
そんななか、ついに日本にもアメリカ海軍艦隊の黒船がやってきました。このままでは日本も間違いなく植民地にされてしまう……。
ペリーの黒船がやってきた大ピンチのその翌年、
マグニチュード8・4の安政東海地震が起きます。
今度は、その翌日。
豊予海峡を震源とするマグニチュード8・4の巨大地震があり、
さらに、1年もしないうちに今度は首都が激震。
江戸にマグニチュード6・9の直下型地震が起きました。
幕末は、わずか1年の間に巨大地震が3連発できているのです。
さらには、異常気象による凶作が続き、
その上、猛烈なインフレに襲われ物価が高騰。
おまけにコレラウイルスが上陸し猛威をふるい、
江戸だけでも死者は数万人にものぼりました。
幕末は「天変地異」と「経済破綻」と「伝染病」と「黒船」が
一挙にやってきたのです。
まさに非常事態です。
そんな大混乱の中で、なぜ日本は植民地にならずに
しかも、アジアの中でいち早く近代化に成功したのか。
日本には「サムライ」がいたからです。
サムライとは、
「サブラウ」が語源で「大切なものを守る」という意味です。
ウイルスと天変地異、経済破綻という大混乱の中を
それでも大切なものを守ろうという人たちが立ち上がり
社会を変革していったのが、
坂本龍馬や渋沢栄一など僕らの先輩たちです。
オンラインサロンひすいユニバの3月1日号は、
人生を「逆回転」させるという視点で、
いまの時代をどう捉えるかひすいが60分語っています。
現在から未来を見たら、そこには不安しかありません。
しかし、最高の未来から現在を逆回転させて考えれば、
そこに1本の道が浮かび上がってきます。
今こそ、逆回転の思考が必要な時代です。
よければ聞いてみてね。
「すべての文明、あるいは国の中で、日本だけは、
目よりも、心で接することによって理解できる国である」
ドラッカー(経営の神様)
(逆回転の発想法は、今、予祝本第三弾として大嶋啓介さん、白鳥マキさんと共にまとめています。この2日間で一気に骨組みをつくろうと全力執筆中です^^こちらも待っててね)