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学び

4/4ひすいこたろうスペシャルレクチャー
「脱藩なう!」

脱藩とは、過去の延長じゃない
未来を迎えにいく挑戦。

ゲスト:ひすいこたろう

2022年4月4日配信

「美術館を作って町おこしだ!」

となれば、何億とかかることでしょう。しかし、

 

「お金をかけずに美術館を造れ」

なんて宿題を出されたら、あなたならどうします?

 

高知市から西へ約100キロ行った高知県西南部の高知県黒潮町に、

長さ4キロにもわたる巨大美術館が誕生しました。

 

天井はどこまでも、どこまでも高い。

100メートル? そんなもんじゃない。

500メートル? そんなもんじゃない。

 

青天井。

 

そう、青空が天井なんです。

 

バックミュージックは波の音。壁には美しい海や緑の山々が〝描かれ〟、

刻一刻リアルタイムにその姿を変えていく巨大美術館。

 

はい。つまりは、ただの砂浜です。

 

この美しい砂浜こそ、高知の財産であると、こう宣言した方がいたんです。

 

「私たちの町には美術館がありません。

 美しい砂浜が美術館です」

 

ものの見方の天才デザイナー梅原真さんです。

 

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そして砂浜に木をさし、

そこに、絵や写真がプリントアウトされたTシャツを約1000枚飾った。

 

すると、Tシャツが風でヒラヒラするんです。

 

ヒラヒラ〜。

 

なんという爽快感。

これで砂浜が、あっという間に美術館になったのです。

 

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砂浜を美術館に見立てる。

 

この発想は世界に広がり

モンゴルでも大草原で数百枚のTシャツをヒラヒラさせた

「草原美術館」が行われるなど

世界17カ国での広がりをみせました。

 

この砂浜美術館、もう30年も続いており

いまや季節ごとに様々な展示が行われています。

例えば、漂流物展。漂流物展というと聞こえはいいんですが、

要は、海に流れ着いたゴミ(漂流物)を並べた展示会です。

 

ゴミ」だって「漂流物展」と見立てて

いっぱい並べれば、アートになるんです(笑)

 

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こんな感じで、梅原さんは、ものの見方1つで

足元の石ころを宝物に変えちゃう、

ものの見方の天才デザイナーなんです。

 

ものの見方を追求してる僕としては、

いつか、オンラインサロン「ひすいユニバ」で

梅原さんを取材させていただけないかなと願っていまして

今回、なんとその願いが叶ったのです。

(嬉しかったぁー!!)

 

梅原さんのスペシャルインタビューはひすいユニバ5月号になりますが、

一足先に、4月号でも、梅原さんから学ばせていただいたことを

僕の視点からたっぷり話しています。

 

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(なんと梅原さん、僕が取材に行く前に、この本を事前に読んでくれてようで、

ファンになったと言ってくださいました。嬉しいいいい!!!

梅原さんはひすいラボでも5月に登壇くださいます。わーーーい)

 

 

さらにさらに高知では、もう一人、四国管財の会長、

中澤清一さんを取材させていただきました。

 

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僕の周りでは、「中澤さんはヤバい!」「中澤さんは凄い!」

と皆が口々に言うので、一度じっくりお話を聞かせていただきたいなと思っていたんですが、

いやーー本当にヤバかったです。

 

収録中、思わず涙が流れてしまい、その涙を隠すのに必死でした。

(クリスマスの話の時です)

さすが、「かかわる人を幸せにするお掃除会社」という本を出されてるだけあり、

かかわる人を本気で幸せにしようとしてきた歴史がオーラとなり、

あたたかいものが伝わってくるんです。

 

中澤さんのお掃除会社のスタッフは600人。

しかも新規営業をせずとも、口コミだけで広まっているのです。

中澤さんは新規営業をしなくても、

口コミで広まっていく道を見出したのです。

それがなんと「クレーム」「トラブル」と向き合うことなんです。

詳しくは、中澤さんのインタビューは6月号になりますので、

こちらもお楽しみください。

 

梅原さん、中澤さんと

高知を代表するお二人を取材できた贅沢な高知の旅になったわけですが

最後、もう一人、

高知を代表する偉人、坂本龍馬からも

メッセージを受けとりました。

 

というのは、高知では、

坂本龍馬が脱藩したルートを

龍馬が「桜を見にいく」と脱藩した3月24日

まさに同じ日に、同じルートを辿ることになったのです。

(詳しくは収録で語っていますが、これ、偶然だったんです)

 

その旅の中で、龍馬、「脱藩」の重みがひしひしと伝わってきました。

 

僕はこの本の中で、龍馬脱藩の場面をこう書きました。

 

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この当時、生まれた藩を許可なく出る「脱藩」は、

死罪になることすらある大罪です。

さらに、その罪は親類縁者にまで及びます。

龍馬が脱藩することで、坂本家がとり潰される可能性だってあるのです。

それに、脱藩すればもう二度と故郷に戻れない。

お兄さんともお姉さんとも、家族とも二度と会えないのです。

食べるものにも困り野垂れ死にすることだってありえます。

でも、龍馬は痛いほど知っていました。

人はいつか死ぬことを……。

 

龍馬のお母さんのお幸は、38歳のときに龍馬を出産後、

病気がちとなり、病気がうつってはいけないと龍馬は母の部屋に近づくことを禁止されました。

末っ子だった龍馬は、誰よりもお母さんに甘えたかった。

でも龍馬が12歳のとき、お母さんは病気で亡くなってしまうのです。

人はみんな死ぬ……。

人生のゴールは死……。

ならば本心が望むように思い切り生きたい。

 

(中略)

 

龍馬は、まわりにこう言って出かけたと土佐では伝わっています。

「桜を見にいく」

龍馬はそういって、慣れ親しんだ土佐藩を脱藩したのです。

 

 

龍馬が見たかった桜とは、未来のニッポンです。

 

 

「決断」とは、決めたら退路を断つと書きます。

 

龍馬は新世界を迎えにいくために、家族との別れを決断したのです。

脱藩とは、すべてを捨て、不安の最前線に身を置き、未来の兆しを掴み取ろうとする冒険です。

脱藩とは、自分の本心ど真ん中を生きるという宣言です。

 

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(高知と愛媛の県境の龍馬脱藩ルートで撮った写真です)

 

 

龍馬脱藩に関わった方がのちに自殺しています。

脱藩する者も、それを手助けする者も

当時は、本当に命がけだったんです。

 

ニッポンを変えたい。

その思いに生きるために

スタートラインに立つことさえ、

文字通り、命がけだったんです。

 

 

脱藩ルートを辿る旅の中で、そのことがひしひしと伝わってきました。

 

今回のひすいユニバ4月号は、

梅原真さん

中澤清一さん

そして坂本龍馬

高知を代表する3人から受けとったメッセージをもとに、

ひすいが3時間話したスペシャルレクチャーとなります。

 

タイトルは

「脱藩なう!」

 

「あなたは、今、何から脱藩する必要があると思いますか?」

そんな問いを持ちながら聞いてほしいな。

 

ではではまたね。

 

 

ひすいこたろうでした。

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